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【事例から学ぶ】感情認識画像キャプションデータ構築:日本語の“ニュアンス”を正確に捉えるプロの実力

発信者:Nexdata 日時: 2025-10-16

Nexdataは2011年の創業以来、AI開発のための高品質なデータ基盤構築を支えてまいりました。画像・音声・テキストなど多様なデータ形式に対応し、1万件を超えるカスタムプロジェクトを成功に導いてきた中で、「感情」や「意図」を正確に読み取るための高度な言語理解能力が不可欠であることを痛感してきました。

 

本稿では、あるAI開発企業様向けに実施した「表情・感情認識用画像キャプションデータ」構築プロジェクトを通じて、当社が持つ日本語ネイティブのアノテーターチームと専門的な審査体制の真価をお伝えいたします。感情表現の細かな差異を正確に捉える必要があるタスクにお悩みの企業様にとって、必見の内容となっております。

 

プロジェクト概要:「感情」を言葉で解き明かす、高度な言語処理タスク


本プロジェクトの目的は、単なる「表情の種類」ではなく、その表情が「どのような心理状態・文脈」から生まれているのかを、自然な日本語の文章として描写することでした。これは、AIが人間の感情をより深く理解し、適切な反応を生成するために不可欠なステップです。具体的には、与えられた顔写真に対して、5人の異なるアノテーターがそれぞれ独立して5文ずつ、合計25文の描写文を作成するという、非常に緻密な作業を実施しました。この作業には、単なる翻訳力や文法力だけでなく、日本語の微妙なニュアンスや、文化背景に根ざした感情の表現方法を理解している能力が求められます。

 

課題と解決策:アノテーターの質と審査体制が鍵

 

このプロジェクトで最も重要だったのは、アノテーター一人ひとりが「感情の違い」をどう解釈し、それを言葉に落とし込むか、という点でした。たとえば、同じ「笑顔」でも、「安心感」「皮肉」「緊張」など、背後にある心理状態は様々です。このような複雑な判断を、一貫性を持って行うには、以下の2つの要素が不可欠でした。

 

課題1:感情の多義性主観性への対応


感情の解釈には個人差があり、特に日本語では「曖昧さ」や「間」が感情を伝える重要な要素となります。これに対し、当社のアノテーターチームは、長年にわたる感情認識・感情分類タスクでの経験を活かし、以下のようなアプローチを採用しました:

 

「感情のカテゴリ」を単純化せず、文脈と組み合わせて考える(例:「嬉しそう」=「達成感」or「安堵」or「照れ」)

「言葉の選択」にこだわり、日本語特有の「柔らかい言い回し」や「比喩表現」を自然に取り入れる

「感情の強弱」や「持続時間」などの時間的要素も描写に含める(例:「一瞬だけ眉をひそめた」)

こうした細かい判断は、日本語ネイティブでありながら、AIトレーニングデータの特性を熟知したアノテーターでなければ不可能です。

 

課題25つの結果の整合性多様性の両立


同一画像に対して5名が異なる描写を行うことで、多様な視点を得られる一方で、「極端にズレた解釈」や「重複した表現」が発生するリスクがあります。これを防ぐために、当社では専門の審査チームによる3段階チェック体制を導入しました。

 

一次審査(自動+人手):AIツールで基本的な文法・字数・重複をチェック。

二次審査(専門審査員):感情の推定が妥当かどうか、文脈との整合性を確認。「この描写は、日本人が自然に感じる表現か?」 を基準に評価。

最終審査(上級審査員):5名の結果が「多様性」を保ちつつも「過度なズレ」がないか、全体的にバランスよく統合されているかを最終確認。

 

この審査体制により、「多様性」と「一貫性」を両立させた高品質なデータセットを構築することが可能となりました。

 

なぜNexdataのチームなのか?


当社のアノテーターチームの最大の強みは、「日本語のニュアンスを感じて、それを言葉にできる力」 です。これは、機械翻訳や単純な校正とは全く異なる、高度な言語理解力と感情共感力が求められる領域です。

 

経験豊富なアノテーター:過去にゲーム、VTuberAIチャットボットなど、様々な感情表現が必要なプロジェクトに携わってきたプロフェッショナル。

 

日本語ネイティブの審査チーム:日本語の「空気」や「間」を理解し、AIトレーニングに最適なデータを精査できる専門家。

 

綿密な品質管理:各工程で即時フィードバックを行い、不備があれば再標注を迅速に実施。納品前の最終チェックでは、第三者によるランダムサンプル評価も実施。

 

まとめ

 

VLMの性能を左右するのは、「どれだけ人間らしいデータが込められているか」 です。Nexdataは、日本語の繊細なニュアンスを理解し、それを正確かつ多様な形で表現できるアノテーターチームと、それを支える堅牢な審査体制によって、世界最高水準の感情認識データを提供します。

 

VLM学習データ構築でお悩みの企業様は、ぜひNexdataまでお気軽にお問い合わせください。ゲーム、教育、ヘルスケア、カスタマーサポートなど、あらゆる分野で、人間らしさを追求するAI開発を、私たちのプロフェッショナルチームが全力でサポートいたします。

 

お問い合わせはこちら:https://jp.nexdata.ai

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