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【WAIC2025現地レポート】:AIエージェント・VLAロボティクスがトレンドに

発信者:Nexdata 日時: 2025-08-01

今回は、上海で開催された「World Artificial Intelligence Conference (WAIC) 2025」に足を運んだ様子をレポートさせていただきます。

 本レポートでは、中国AI業界のトレンドについてまとめましたので、ご参考いただければ幸いです。  

 

WAICとは


WAIC(世界人工知能会議)は、世界でも有数の影響力を持つAI分野のイベントの一つです。今年の大会では、AIの今後の発展における主要課題にフォーカスし、「大規模モデルとエージェント応用」「新たなコンピューティングインフラとビッグデータ」「科学のためのAI(AI for Science)」「スマート端末と具現化知能」「新しい工業化」「AI×金融」「AI×民生」「AIの再構築」「安全なガバナンス」「AI×エコ発展」など、10のテーマにわたって活発な議論が行われます。

 

今年の大会では、ノーベル賞やチューリング賞など国際的な最高峰の賞を受賞した12名の受賞者、および世界中から1,200名を超えるゲストを招きました。大規模モデルとエージェントの応用、計算能力の新たなインフラとビッグデータ、スマート端末と具身知能など、人気の高い企業が集結しました。40種類を超える大規模モデル、50種類を超えるAI端末製品、60種類を超えるスマートロボット、および80種類を超える「世界初公開」または「中国初公開」の注目すべき新製品が展示され、規模は過去最大を記録しています。

 

感想:AIアプリケーションが幅広く展開される

 

LLMの産業応用において、基本的なコンセンサスが形成されています。即ち、大規模モデルは既に多くの企業の基盤技術として定着しております。そのため、出展社の中ては、特定の大規模モデルを使用していることを強調するケースは稀になる一方、基盤モデルの利用に基づいてさらなる加工・調整が重視されています。例えば、業界の知識庫との組み合わせ、シナリオに応じた微調整、およびデプロイメントのエネルギー効率最適化などが挙げられます。

 

業界の注目は基盤モデルから、AGI(汎用人工知能)、マルチモーダル大規模モデル、AIエージェント、3D デジタルヒューマン、および AI の業界における深層応用へと移っています。

 

具体的には、以下の分野での活用が見られます。

 

AIエージェント:

 

ツールから協業パートナーへ。受動的なカスタマーサービスから能動的なアシスタントへ移行し、文脈に応じてニーズを把握し、自主的に判断し、情報を検索し、タスクを実行する能力を備えるようになっています。例として、コンテンツ生産エージェントが見られます。脚本作成音声吹き替え編集翻訳字幕追加多言語配信まで、全プロセスが自動化され商用化可能になっています。

 

AI デジタルヒューマン:

 

個人や企業の「デジタル分身」の作成がトレンドになっています。大規模モデル機能と統合し、ナチュラルな動作・表情・音声を実現したカスタマイズキャラクターを作成するサービスを提供する企業少なくありません。これにより、企業や個人は特定のシナリオ向けに効率的にAIデジタルヒューマンアプリケーションを構築できます。デジタル先生や、デジタルガイドなど、教育分野や娯楽分野での活用がよく見られます。

 

ロボティクス・具身知能:

 

ロボティクス・具身知能は展示会で最も注目を集める存在です。ロボットアーム、ロボット犬、ロボットは展示会の至る所で人だかりができていました。既に搬送、マッサージ、基本的な家事作業をこなすことができ、ロボット犬は本当に犬のように安定しており、把持能力と安定性も非常に優れています。

 

例としては、小売VLAモデルを搭載した車輪式人型ロボットが店員として活躍し、配送で行き来している姿が見られます。そして、ゴミ拾いをするロボット犬が現場の清掃作業を全て担当していました。さらに、現場では、コーヒーを淹れる技術を披露するロボットもありました。

 

ウェアラブルAI

 

ハードウェアの進化より、「人と機械の融合」を着目するようになっています。AIメガネ、イヤホン、AIピンが次々と登場し、インタラクション方式は「画面をタップする」から「見る・聞く・動く」の三感覚統合へと進化しています。

 

まとめ

 

WAIC2025からみると、AI産業は「技術的革新」から「具体的な応用分野の深化」へと移行しています。AIシステムの製品化は、モデル機能統合から、安全性とコンプライアンスを考慮しつつ、業界の業務プロセスに深く組み込むことが肝心になるでしょう。

 

今後の弊社の取り組み

 

弊社でも、引き続きAIモデル開発・強化に欠かせない学習データ提供・アノテーションサービス提供にに注力してまいります。

また、グローバルのパートナーとの提携も進め、基礎データにとどまらず、ロボティクス・製造業などカスタマイズデータ基盤の構築にも取り組んでまいります。

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