「オートモーティブワールド2026春」が無事に終了しました!
弊社ブースには、初日から最終日まで途切れることなくお客様がお越しくださいました。中でも多かったのは、「キャビンAI」と「エンボディドAI」に興味津々な方々でした。「こんなデータ、他では見たことない!」という声を何度もいただき、スタッフ一同、思わずニヤけてしまう瞬間がたくさんありました。
今回はそんな熱い3日間のなかで、特に多く寄せられたご質問をピックアップし、Q&A形式でお答えします。写真も随所に挟んで、あの日の臨場感を少しでもお伝えできればと思います!
Q1. おもにデータアノテーション事業をされていると伺いましたが、データ収集も対応可能ですか?
A1. はい、もちろん!実は、「収集+アノテーション+コンプライアンス対応」のワンストップ提供こそ、私たちの強みなんです。現在、アジア(日本・中国・韓国)、ヨーロッパ(ドイツなど)、北米(アメリカ)の各地に拠点を持ち、現地の法律(GDPR、CCPA、個人情報保護法など)をしっかり守りながら、高品質なデータを収集しています。たとえば車載カメラ映像やキャビン内の音声データなど、センシティブな情報も、プライバシーを完全に保護した上で教師データに仕上げます。
「海外でデータ取るのはリスクがある…」と悩んでいた方にも、「安心して任せられる」と言っていただけるのが、何よりの喜びです。
Q2. 車室内のデータセットに興味があります。具体的な内容やサンプルをご覧いただけますか?
A2. 私たちのキャビンデータセットは、“リアルな運転環境”で撮れた本物のデータが特徴です。ドライバーの表情・視線・姿勢、乗員の動作、自然な会話、さらにはLiDAR+カメラ+IMUのセンサーフュージョンデータまで揃っています。既存のアノテーション付きデータセットは以下になります。
1,350 People Driver Behavior Identification Data
1,350名の多国籍ドライバー(ベトナム・インドネシアなど)による危険運転・疲労運転・視線移動行動を網羅した大規模データセットです。可視光+赤外線の1080P映像に加え、昼夜・天候・車種(乗用車からバスまで)のバリエーションも豊富。特に「片手操作」「サングラス着用」「バックライト下での顔認識」など、実用AIモデルがつまずきやすいケースを意図的に収録しており、ロバスト性向上に直結します。
1,323 Drivers – 7 Expression Recognition Data
「通常・喜び・驚き・悲しみ・怒り・嫌悪・恐怖」の7種類の表情を、1,300人以上が車内環境で再現した高精度データセットです。感情認識AIのトレーニングや評価に最適で、赤外線映像も併せて提供しているため、夜間や暗所での表情推定にも活用可能です。年齢・性別・民族のバランスも考慮されており、バイアス低減にも貢献します。
304 People Multi-race – Driver Behavior Collection Data
白人・黒人・インド系など多様な人種を対象に、危険・疲労・視線行動を収録したコンパクトながら高密度なデータセットです。RGB+赤外の640×480@20fps映像で、軽量モデルの開発やエッジデバイス向けアルゴリズム検証に最適。車内ポジション(Aピラー、ミラー上など)からの多視点撮影により、死角補完や3D推定の訓練にも使えます。
122 People – Passenger Behavior Recognition Data
乗客に焦点を当てた貴重なデータセットで、「酔い」「眠気」「忘れ物」などの異常行動を含む122人のシナリオを収録。RGB+赤外の同期映像に加え、4か所のカメラポジション(ミラー中央、A/Bピラー上)からキャプチャしており、乗員モニタリングシステム(OMS)の開発にそのまま活用できます。全参加者が書面で同意済みで、商用利用も安心です。
16,270 Videos – Passenger Lose Behavior Data
「忘れ物・ペットの置き去り・子供の置き去り」といった安全関連行動に特化した、16,000本以上の高解像度(1080P以上)動画データセットです。物・ペット・子どもそれぞれのカテゴリで細かく分類され、昼夜問わずキャビン内で撮影。自動車メーカー様の安全機能(Cabin Reminder)開発や、EU/中国の新規制対応に即戦力となるコンテンツです。
これらのデータセットはすべて、95%以上の収集・アノテーション精度を保証しており、用途に応じてサンプル提供も可能です。詳細な仕様書やカタログは、近日中に担当よりお送りいたします!
Q3. エンボディドAIのためのデータ収集工場というコンセプトが珍しいと感じました。具体的にどのようなデータを収集しているのでしょうか?
A3. AIロボットが実世界で学ぶには、ただの画像じゃなくて、“触って・動かして・失敗して”の経験データが必要です。そこで、弊社は、アメリカ、中国、韓国、ドイツの4カ国に専用の収集ファクトリーを設けています。中では、ヒューマノイド、四足歩行ロボット、多関節マニピュレータなどのロボットシステムがあります。特に、複数台稼働中の高自由度レイトニアスハンド——すでに実案件で活躍中です!詳細はこちら
これらのプラットフォームで収集されるのは、RGB-D、力覚、関節角度、音声、LiDARなどを同期したマルチモーダルデータ。ロボットが“世界を理解する”ための土台を、私たちは本気で作っています。
※事例の詳細は、別途資料にてご案内いたします。
Q4. キャビン内の音声データセット、および車外のデータセットも提供可能でしょうか?価格帯はどの程度になりますか?
A4. はい、どちらもご用意できます!
キャビン内音声データセットは、日本語・韓国語・英語(米国英語、英国英語、フィリピン英語など複数の方言を含む)に加え、スウェーデン語、アラビア語、タイ語、ベトナム語、タミル語など30以上の言語・方言を網羅しており、コマンド音声・自然会話・エンジンやエアコンなどのリアルノイズ混入環境下での録音も含まれています。
一方、車外データセットとしては、「1,309時間 – 13カ国ストリートビュー動画データ」を提供しており、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、日本、韓国、サウジアラビアなど13カ国の都市部・郊外・高速道路など多様なシーンで収集された1080p以上の高解像度動画に加え、天候(晴れ・曇り・雨・雪)や時間帯(朝・昼・夕・夜)のバリエーションも豊富です。これらのデータはLiDARやレーダーとの同期も可能な形式でご提供可能です。
価格は一律ではなく、データ量・アノテーションの細かさ・用途(研究 or 商用)などによって最適なプランをご提案していますので、「予算内でどこまでできるか」も含めて、ぜひお気軽にご相談ください!詳細な言語リストや各国のシーン分布資料も、担当よりご提供いたします。
最後に:また会える日を楽しみにしています!
3日間、本当にありがとうございました!これからも、自動運転、スマートキャビン、AIロボティクスの最前線で、「頼りになるデータパートナー」であり続けたいと思っています。
次回は2026年3月に開催される「NLP2026」にも出展予定です!その場では、新たにリリースした完成済みデータセットの最新ラインナップや、言語・音声・マルチモーダル領域での取り組みもご紹介します。
引き続き、皆さまのAI開発を支える“現場の声”をお聞かせください。
またお会いできるのを、心から楽しみにしています。